3.子ども家庭支援センター
子供に関する公的な支援の拠点として最も重要な施設が、子ども家庭支援センターです。豊島区には東部と西部の2カ所に子供家庭支援センター(よく、子家センと呼ばれます)が置かれています。
子ども家庭支援センターは、子育てに関する相談窓口であり、また、様々なイベントを催して、親子の支援をしています。さらに、東部子ども家庭支援センターは児童虐待防止を扱う拠点ですし、西部子ども家庭支援センターは発達相談に関する包括的な施設と位置づけられています。
以下のような様々なプログラムが組まれています。
提供されるプログラム
1.親子遊び広場
月~土曜日の毎日、子供を遊ばせながら、情報交換や相談ができます。ママ’ズ・カフェやパパの応援講座などの企画もあり、子育て中のお母さんが悩みを打ち明けたり、力づけてもらえたりする催しが行われています。また、妊婦さんのためのウェルカム赤ちゃんもありますので、次のチラシを見て下さい。
2.子供と家庭の相談
毎日相談を受け付けています。必要により臨床心理士、理学療法士、保健師、社会福祉士などの資格を持った専門員が子育ての相談に乗ってくれます。また、自宅を離れられないお母さんには、相談員が自宅を訪問してくれ、相談を受けることもできる子育て訪問相談があります。(電話:0120-618-471)
また、1歳の誕生日のお祝いに、バースデイ訪問として、子育て訪問相談員が訪ねてくれますので、相談ができます。その際には絵本のプレゼントがあります。
3.一時保育
育児に疲れたり、通院やPTAなどで出かけたりしなければいけないときに、1時間単位で預けることができます。登録が必要ですが、電話で予約することができます。保育料は1時間あたり500円です。
4.育児支援ヘルパー事業
保護者の具合が悪いときなどに、ヘルパーを派遣し、家事や育児の手伝いをしてくれるサービスです。登録の時に家庭の様子をうかがい、それを元に民間の業者に委託している事業ですが、一部に無料の枠もあります。
5.子供ショートステイ事業
施設や区内協力家庭で子どもを6泊以内で預かってくれるサービスです。対象は生後43日以上、18歳以下の子どもです。保護者が病気や事故、出産、介護や葬式などの理由で一時的に児童の養育が困難になった時に利用できます。日帰りでも利用可能です。費用は1日3000円(乳児院の場合のは2500円)、1泊2日で6000円、その後は1泊ごとに3000円が加算されます。
詳しくは区のホームページをご覧下さい。http://www.city.toshima.lg.jp/258/kosodate/kosodate/shiencenter/001996.html
6.フットワークサービス
西部子ども家庭支援センターは豊島区のはずれにあり、立地が良いとはいえません。この不便さを補うために1日2回、循環バスが運行されています。
<発達相談>
親が心配になるのが、子どもの発達状況でしょう。これは西部子ども家庭支援センターが担当になります。就学前のお子さんを対象に、いつでも電話での発達相談を受け付けています。内容によっては、面談に進むことになります。日時を予約して、面談をした上で、専門家がどのような療育が必要かを判断し、通所指導、個別指導を行うことになります。指導には、言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士などが当たるほか、保育士や小児科、小児精神科などの医師なども関わっていきます。
<子どもの虐待>
子どもの権利擁護については、東部子ども家庭支援センターが区内すべての案件を処理しています。子どもの虐待、ネグレクトなどがあった場合、東部子ども家庭支援センターに連絡することになります。子どもを虐待から救うには、学校だけでなく、地域の目での見守りが必要です。命の危険がある場合には警察への通報が必要になることがありますが、そのほかでは189が緊急通報ダイアルとなっています。最近では夫婦げんかを子どもが目撃することも、虐待の一部と見なされていますし、幅広い目配りが必要と言えましょう。
開館: 月~日曜日(年末年始、祝日を除く)
場所:豊島区上池袋2-35-22
電話:03-5980-5275
Eメール: A0019800@city.toshima.lg.jp
開館: 月~日曜日(年末年始、祝日を除く)
場所:豊島区千早4-6-14
電話:03-5966-3131
Eメール:A0019902@city.toshima.lg.jp
西部子ども家庭支援センター とむとむ 案内1
西部子ども家庭支援センター とむとむ 案内2
ファミリー・サポート・センター
子ども家庭支援センターが実施している区の子育て事業以外に、似たような事業ですが、窓口がファミリー・サポート・センターになっているものがあります。これは、ボランティアを活用することによって、子育て中のお母さんなどの育児の軽減を図ろうとする事業という性格を持つものです。いずれも、センターの窓口で登録を必要としており、有料のサービスとなります。会員の登録会はほぼ毎月2~3回行われます。
登録会の日程 2019年度
http://www.city.toshima.lg.jp/258/documents/1806081823.html
1.産後サポーター事業
産院等から自宅に戻ったあと、1ヶ月以内に10日間、最大4時間までのサービスが受けられます。家事や子どもの沐浴などの手伝いをしてもらうことができます。申請が必要です。
前述の子ども家庭支援センターで行っている育児支援ヘルパーの場合、1回の妊娠で30時間、1回2~4時間、2歳までが制限になります。支援員はボランティアではなく民間の事業者になります。その分、シッターなどにつながりやすいそうです。両方を利用することも可能ですので、うまく組み合わせて、産後の負担を軽くすることもできそうです。
2.ファミリー・サポート・センター事業
会員登録が必要なサービスになります。生後43日から小学校修了まで利用が可能ですが、お母さんの手伝いはできず、保育時間の前後や学童保育後に子どもを預かる、保育園や習い事の送り迎えなどを依頼することができます。利用料は平日午前7時~午後7時までが児童1人あたり800円。それ以外の時間は同900円となっています。
ファミリー・サポート・センター事業:
http://www.city.toshima.lg.jp/258/kosodate/kosodate/f-s-center/001976.html
住所:豊島区南池袋2-45-1
電話:03-3981-2146
豊島区の子育て関係部署も多岐にわたります。どこに電話をかけたら良いか分からない場合は
子育てインフォメーション 03-4566-2487
に電話するのが、もっとも早く当該部署に回してもらえるようです。この番号は、日曜日も応対しているそうです。